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概要
未来の暮らしで大事になる価値としてウェルビーイングに注目し、利用者や様々なステークホルダーが参加する形で、モノやサービスを通して価値を実現するプロセスを構築する。
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背景
このプロジェクトでは、電算機の時代に市役所が広域のハブとしてIT化を推進し、90年代にITに特化した大学が設立され、起業やシビックテックが活発になり、それらがデータを活用したスマートシティ推進につながった地域を“リビングラボ”として、オープンなモノ・サービスの開発・検証環境をつくりました。
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実施内容
未来の暮らしを試作するチームが、上記の地域に拠点を設け、社内の開発者やデザイナー、企画者だけでなく、地域の住民や企業、学生エンジニアなども参加する形で、モノやサービスをプロトタイプ(試作)するプロセスを型化しました。
具体的には、毎年行われるウェルビーイング・ハッカソンの開催と、不定期に行われる開発中のモノ・サービスのテストを行っています。ハッカソンは、2018年から続いており、2023年以降は、リビングラボを運営する地域の会社が中心になっています。
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結果
型化されたプロセスは、社内の事業開発に取り入れられています。また、ハッカソンから生まれた試作品の一部は事業化されました。
プロジェクトに関わった社員は「越境人材」として、社外の尖った人材やコミュニティとのつながりを生かし、技術戦略立案など幅広く活躍しています。